Thursday, August 12, 2010

Paris day 206 ラマダン


昨日からラマダンが始まった。9番目の月と言う意味のラマダン、太陰暦に基づいているので長老によって新月が確認された日から開始するらしい。アメリカに8年半住んで、ラマダンの月に断食を行う友達は一人だけだったし、周りも騒がなかったので気がつかずすぎてしまっている事も多かった。さすがイスラム諸国からの移民が多いパリ。同じ職場で働く同僚の中にも、モロッコ、アルジェリア、チュニジアなど出身の人も多い。

いつもお昼を食べに行く際に声をかけてくれる同僚が今日はランチに来なかった。’今日お昼来なかったねぇ、夏休みをとる直前だから忙しかったの?’と午後に見かけたときに尋ねたところ、忘れたのかい?とでも良いたげな雰囲気で、’昨日からラマダンが始まったんだよ’と言った。そうだった。チュニジア出身の彼は敬虔な信者だった(以前、神から授かった身体に悪影響な行為は禁忌だというので、じゃハードワークでストレスフルなポスドク業もダメじゃん!と笑いのネタにしたことがある)。それにしても、日の出から日の入りまで食べないという断食、こんな緯度の高い夏のパリで行うのは大変だろうに。最近すでに、一時期に比べたら日が短くなったなぁと感じられるが、未だに夜は10時まで明るい(今日の日の出は6時39分、日の入りは9時10分)。普通に仕事に来て実験しているが、低血糖になってふっと気が遠くなったりしないんだろうか・笑。

そうかと思えば、モロッコ出身の他の同僚は、お姉さんがパリに遊びに来たとかで、ラマダンにしか食べられないモロッコのお菓子を持って来てくれた。ガゼルの角と言う名前の Corne de Gazelle とカルダモンなどのスパイスの利いたナッツ類のペーストを春巻きの皮で包んで揚げた後シロップの中に浸してあるブリワット。特に一辺が3cmほどの正三角形のブリワット、ものすごく美味しい。バクラバとかクナーファとかそもそも好きだけど、久しぶりの大ヒット。カルダモンが利いているのが良いんだろうな。それにしても、こんな甘ったるいもの、昔は食べられなかったけど、長いアメリカ生活でどんどん甘みに対する感受性がおかしくなっていて、今では大好きだ。恐ろしい。

それはともかく、ランチの後のコーヒーブレイクの際、この同僚は私の目の前で、パクッと自分の持って来たデザートを食べた。まだ陽が高いってのに!!

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