今日はマリアは仕事に出て来た。連絡できないほど調子が悪かったと言っていた。深くは追求&説教しないでおいた。ボスからこっぴどく叱られたことだろうから。
旅行から帰って来て、一つ変わっていたことは、同じオフィスを使っていた同僚が退職していたことだ。10月上旬に出産予定の彼女は産休を機に退職した。私のアメリカからの荷物をおばあさまの家で預かってくれるよう手配してくれたり、フランス語でかかってきた電話にでてもらったり、引っ越しを手伝ってもらったり、本当によく助けてもらった。
いつも前向きで職場を切り盛りするしっかりしたお嬢さんの彼女が私が旅行に発つ前、オフィスで大泣きした。慌てて慰めに来たイタリア人の同僚とフランス語で会話をしていたので、話の全容はわからなかったが、退職まで一週間を切っているというのに、ボスと連絡がとれないらしい。そのくせ、そのイタリア人の同僚はバカンスから戻って来た初日に待ってましたとばかりに電話がかかってきて、ながながとディスカッションをしたとか。それを知って、積もり積もった思いが溢れでたのだろう。ボスが彼女のプロジェクトに興味を失ってしまったがために、研究室の中心的存在な割には在籍中ずっと気にかけてもらえなかった。
アメリカのときのボスから少し前にメイルが来た。以前うちのラボに6年間在籍したポスドクが私の後がまのポジションに応募してきたと言う。でも、彼にはうちのラボから一報も論文が出ていない。そんなことってあり得る!?っていう元ボス。あり得るあり得る。私のアメリカ一つ目の職場のボスもそうだった。今のボスもそう。論文を書き上げて持っていっても、見てもらえず、机の上で埃をかぶる事半年。。私の場合、結局出してもらえたから良いものの、論文なしでラボを出て行った元ポスドクの仕事が結局膨大な量の手つかずの仕事の山に埋もれているに違いない。今回退職していった彼女が、最後の最後まで気にかけてもらえなくて、自分の書き残していった仕事が発表されないのではないかと心配になる気持ちもよくわかる。
論文が発表される、されないと言った大事ではないけども、今の職場にいて7ヶ月、日々感じる事がある。ものすごい忙しいのはわかる。ボスがビックネームだから、今のラボの財力がある。でもそれと引き換えに、二人の研究者がアイデアを出し合ってプロジェクトを進めているという感触が全くないのを私は容認できない。プロジェクトのメインストリームが決まった後も、いろいろと詰めなくてはいけない細かい点が当然あるわけだが、アイデアを出してメイルを送っても、音沙汰はない。それどころか、その後ミーティングでメイルが読まれてすらいない事が判明。彼女が話をしにやってくるのはいつもアポなし、何か彼女のアイデアを押し付けたいときだけだ。しかも、許可なしに勝手に実験を進めると、謀反を企てたかのような反応にでるから、たちが悪い。
残念ながら、私は自分のした事に対して何のリアクションもなくて平気な人間ではない。ものを書いたら読んでもらいたいし、なにかアイデアを考えついたら、聞いてもらって批判されたい。どんなに幼稚でアホなアイデアでも、ノーレスで流されるのは我慢ならない。自分自身の存在理由が自分自身の中であやふやになってしまうからだろう。。こんなアホな考えしか浮かばないのか!?でいいから、’何か’言ってほしいのだ。知人にアドバイスを求められてそれに答えたとしたら、’私のアドバイスに従わなかった’という事実をいきなり間接的に突きつけられると凹む。’考えてみたけど、やっぱりYuleのアドバイスに従わないことにしたよ’と私に宛てて説明された上で、私のアイデアが却下されたならば、私はなんら卑屈になる事はない。
こんな私は気難しい奴ということなんだろうか。こんな風に感じるのは私だけなのだろうか。。
Wednesday, September 1, 2010
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