
職場の裏門をでた通りに一軒のバーがある。こんなに便のいい場所にも関わらず私たちの他にあまり職場の人を見たことがない。誰かが誕生日だったり、国に帰ったりする際の送別のために軽く一杯飲む時、私たちはそこに行くのだが、どうも様子がおかしい。カルーく一杯のつもりで飲みにいくのだけど、大抵大事になる。悪友マリアの場合は、バーテンダーのお気に入りなのでフリーで飲み物をもらったりして大抵死亡。飲み過ぎで次の日に二日酔いで仕事を休むくらいですめば良いが、携帯を忘れて来たり、支払いのために預けてあったカードを引き取って来るのを忘れて来たりで、次の日も顔を出さざるを得なくなる。当然また飲まされる。そんなこんなで’今日こそ本当にjust one beerだから’というのは私たちのそのバーへ行く際の合い言葉のようになっている。
私は食前にアルコールを飲むのが嫌いなのだが(空腹に飲むと頭痛になる)、パリのバーのほとんどは食べ物を出さない。アメリカのバーのようにチキンウィングだのハンバーガーだのを食べさせてくれない。せいぜいチーズとサラミのような肉の盛り合わせくらい。これでは腹の足しにもならず、二日酔いコースまっしぐらだ。二三回私も足を運んだが、しばらくご無沙汰になっていた。
何の理由だったか忘れたが今日も仕事が終わって一杯のみに行こうと誰かが言い出した。みんななんのかんの理由を見つけるのがうまい。今夜は私も出かけることに。久しぶりに行って、ジントニックを一杯。大きくないグラスでさっさと飲み終わる。フランスではレストランなどででてくる水に氷が入っていないのは有名かもしれないが、ジントニックにも氷はひとかけらだけ。ジンもトニックも冷凍庫で冷えている訳でもなく室温なので、氷はすぐ溶けてしまい、でも飲みものは全然冷えずおいしくない。あまり良いアイデアではないがビールに切り替える。全部飲み終わらないうちに酔っぱらってきたので、帰ることに。急いで帰って布団に入るが間に合わず、ものすごい二日酔い。っていうか、二日酔いになるほどの量、飲んでないんですけど。。
結局次の日は夜の8時過ぎまで二日酔い。マリアも完全死亡。お昼ご飯も食べられていなかった。もう一人一緒にバーにいたドイツ人男性もお昼のときに会ったが二日酔い。絶対に何かおかしい。私たちだけではなくバーにいる他の客も相当酔っていた。この話を全然別の日に数回あのバーに行ったことのある他の友人に話したところ、彼も、ビールをたった三杯しか飲まなくても次の日ものすごい頭痛になる。。と言っていた(ドイツ人の彼にとって三杯は’たった’の範囲)。やっぱり!!! 絶対に何かお酒に入れていると思う、あのバー。
結局私が帰った後、マリアはどうやって帰ったのか知らないが(多分彼女も知らない・爆)、携帯のバッテリーのカバーと、クレジットカードを置いて来てしまったので、今日もまた彼女は戻らなくては行けない。私は一緒に行けないけど、がんばれよ。
写真はスーパーで見かけるレトルトパックのワイン。ストロー付き。
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